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映画「山形スクリーム」 [movie]

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チョット前、映画「山形スクリーム」を見てきました。

ホラー映画が苦手です。何で、お金を払って怖い思いをしなくちゃいけないのか、と思ってしまう。でも、山形スクリームはホラーコメディだから観ることができました。それでも、冒頭数分間は、けっこうビクビクしたんですよ。 オモシロかった。バカバカしくて、キモチイイくらい徹してくれて爽快。キモチイイ!

落ち武者伝説が伝わる過疎の村。そこに女子高生4人と担任が遊びに来た。落ち武者を封印してきたホコラをぶっこわしちゃったから、さあ大変。落ち武者の亡霊が村で暴れまわり、ゾンビがワラワラおそってくる。女子高生達は生きて帰ることができるのか?!みたいなお話。

徹底的にB級狙いの映画なのに、徹底しすぎて、非B級に仕上がってる気がします。監督の竹中直人さんて、B級映画マニアだそうですね。B級への愛に溢れてたと思います。役者さんたちが豪華。石橋連司さんの落ち武者がツボでした。かっこよすぎる落ち武者に軽くトキメキました(笑)

オフィシャルサイト http://yamagatascream.gyao.jp/

映画「扉をたたく人」 [movie]

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映画「扉をたたく人」を見てきました。

孤独で少々気難しい大学の教授、ウォルター。出張でニューヨークへ。25年前に買ったアパートの扉を開けると、カップルが勝手に住み着いていた。不法滞在のタレクとゼイナブ。行くあてのない彼等に部屋を提供することに。クラシック好きのウォルターだったけれど、タレクの奏でるジャンベ(アフリカの打楽器)にこころ惹かれ、ジャンベを通して二人の友情が生まれる。 ある日、タレクは無賃乗車を疑われ逮捕。そのまま入国管理局の拘置所に入れられる。そんな、お話。

いい映画だったです。
まず、音。あのドラムがいい。だいたい、リズムを刻むオトコってセクシーなんですよ。タレクも同様(笑)短い髪と生き生きとした瞳。イイデス。
ウォルターの孤独。心を閉ざし、ルーティンワークをこなす日々。どんどんカタクナになってしまう。笑うことを忘れ、皮肉屋になってしまう。その心情ね、分かる気がします。そんな彼がタレクと出会うことで変わっていく。本能を揺さぶるリズムに夢中になり、リズムを刻む楽しさを味わい、自分を解放していく。ウォルターの孤独に自分のソレを重ねて見ていたようにも思います。
ラストシーン。途中からラストシーンを予測しながら見ていました。どちらかというと夢物語のようなラストを期待していました。予想は外れて、現実を見せつけられることになったわけですが。あれが現実。やるせない。でも、夢物語で終わらなかったから、よい映画と感じたのだとも思います。

オフィシャルサイト http://www.tobira-movie.jp/

映画「蟹工船」 [movie]

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映画「蟹工船」を見てきました。
原作も読んでないし、プロレタリア文学ってナニ?ってレベルで。
皮肉とユーモア、どこかシュール。「ココ、笑っていいの?」と何度も戸惑いつつ、多少「くすっ」と笑ってしまった。でも、映画館には生真面目な空気が漂っていて「笑い」は自主規制。私以外の観客は、何か別のものを期待している雰囲気があった気がします。後半の演説で気持ちよくアジられて、多少自分も「ソノ気」になったりしたけれど、やっぱり釈然としない。ドロドロとした怨念や憤りが、もっとあっていいのにライト。明るいのですよ。陰湿な怒りがない。 原作を知っていたらがっかりしたかも。知らないから、こんなもん?で帰ってきました。
あ、松田龍平さんは、ステキでした(笑)

オフィシャルサイト http://kanikosen.jp/pc/


映画「ディア・ドクター」 [movie]

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少し前、映画「ディア・ドクター」を見て来ました。
監督の西川美和さん、すごいね。まだ、30代半ばの女性。
なのに、人生悟ってる?と思ってしまう世界観がある。

主演は福亭鶴瓶。いいんすよ。ハマり役だと思います。 長らく無医村の人口1500人の村にやってきた医者。そして彼を支える看護婦が、余貴美子さん。余さん、「おくりびと」のときもよかったが、今回もよい。そして、研修医の瑛太。
年寄りばかりの無医村の村に来た医師。が、ある日突然失踪するし、村は大騒ぎになる。失踪後に発覚する「嘘」そんなこんなが絡んで、あんなラストになり、エンドロール。エンドロールの間、鼻水と涙をふくのに忙しかった(笑)

とにかく、丁寧に作られた映画、という印象で。 小さな積み木を丁寧に重ねて、大きな物体に仕上げたような印象を持ちました。 それと、シーンとシーンに挟み込まれる映像が、印象に残った。 例えば、青々した田んぼに風が吹き波紋になりゆらぐところ、台所の流しに捨てられた食べかけのアイスクリームがゆっくり溶けていくところ、朝方の日射し、スイカ、そんなもんが、一枚の写真になって飛び込んでくる。映像なのに写真のようで。

医師と患者。ワタクシは持病持ちで毎月病院に薬をもらいに行っています。そのせいか、医師と患者の関係がとても興味深かった。患者にとっての、いい医者、いい医療って何だろう、と、しばし考えてしまいました。

オフィシャルサイト  http://deardoctor.jp/

映画「サンシャイン・クリーニング」 [movie]

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映画「サンシャイン・クリーニング」を見てきました。

えらい泣いた。泣く映画ではないと思うのだけど、泣いた。
いちいち泣いた。
物語は、ダメダメ姉妹の奮闘記。
家族の話で、自立できない娘の自立物語で、
喪失からの再生の話だったのかもしれない。
でも娯楽映画。
ほろっときて笑って終わる映画だったのに、何でかなぁ、えらい泣いた。
低気圧のせいかな、涙腺がゆるゆる。

オフィシャルサイト
http://www.sunshine-cleaning.jp/

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