愛想なし 026 [愛想なし]
市川海老蔵五役相勤め申し候 [日々あれこれ。]
4月のこと。人生2度目の歌舞伎鑑賞にでかけました。
「雷神不動北山櫻 市川海老蔵五役相勤め申し候」
なんだか漢字の多いタイトルです(笑)
市川海老蔵さんがひとり5役を勤めること、そして宙吊りが話題になりました。
歌舞伎は、超初心者であります。 審美眼も知識も何もありません。
それでも、解説用のヘッドホンを頼りに舞台を眺めていると
なんとなく分かった気になれます。
ライブで観るってのは、いいですね。
大向こうさんのかけ声「成田屋っ!」「11代目っ!」ライブならではです。
普段聞くことのない三味線やらタイコの音にワクワクし、衣装や舞台装置の美しさにみとれました。
2度目の歌舞伎鑑賞も、うっとりしっぱなしで終了(笑)
海老蔵さん、やはりステキでした。
5役を演じ分け、それぞれにおもむきがありました。
役者の放つエナジーは、テレビ画面やスクリーンを通さない分、ダイレクトに伝わって来た気がします。
今回は、立ち回りが印象的でしたねぇ。 赤いハシゴで捕物帳。
見所はイロイロあったけれど、ハシゴに登りミエを切る場面には、 息を飲みました。
ま、そんな感じの歌舞伎鑑賞。
また、観に行きたいなぁ。そして、うっとりしたいです(笑)
映画「キャラメル」 [movie]
ずいぶん前に観た映画「キャラメル」
このBlogは記録であります。とても気に入った1本だし、何ぞ書き残そう。
レバノンのベイルートにある、美容院(エステサロン)が舞台。 そこに集う女性たちの物語。 それぞれに何ぞ抱えて日々を暮らす5人の女性達。
恋愛、結婚、セックス、老い、女性なら誰もが抱える問題を描いています。
レバノンの映画は初見。レバノンといえば、戦争のイメージしかない。 中東の保守的な国?そんな程度の知識しかありません。 でも、女性は国や文化が違っていても、根本は一緒。 恋愛、結婚に悩み、老いにおびえ、いつくになっても、恋がしたくてキレイでいたくて、おしゃべりが好きで、占いも好きで。異文化で暮らすオンナノコのガールズトークを凝縮した映画にも感じました。
中東の女性ってきれいですね。 ヨーロピアンともアジアとも違う美しさがあります。
一人で、監督・脚本・主演をこなしたナディーン・ラバキー 。彼女も美しかった。
エキゾチックな中東の文化がフィルムにちりばめられていました。占いのシーン、結婚式で奇声を上げて祝うシーン。イスラム教の格言など、とても興味深かったです。
砂糖に少量の水を加え、煮詰めペースト状になったものを練るとキャラメルになります。 それは、甘いお菓子でもあるけれど、 レバノンの女性は脱毛に使うようです。手足にそれを塗り、一気にはがす。痛いの。 これは、女子にしか分からない痛みですよね(笑)
いい映画だと思います。女性はいつくになっても、オンナノコなんですよ。
オンナゴコロに国境はなく普遍であります。
その普遍をみごとにフィルムにした1本だと思います。
オフィシャルサイト
http://www.cetera.co.jp/caramel/