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せんせいけらいになれ [book]


「せんせいけらいになれ」

灰谷健次郎さんが学校の先生をしていた時に、
生徒に書かせた文章や詩を集めた一冊。

読んでいる間、ずっと、ドキドキしてた。
擬音のおもしろさに目をむいた。
鼻の奥がつーんとした。
てらうことのないことばが飛び出す。
コドモをなめちゃいかん。みくびっちゃ、いかん。
ちゃんと、みている。ただ少しつたないだけ。
合間にはいる灰谷さんの文章は、申し訳ないけどいらん。
ただただ、コドモの描く情景を読み続けたかった。

おとなは飾ってばかりで、いかんな。


東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ [book]

 

 

 

本には読むタイミングがある。
それが絶妙だと、
相乗効果で、思いがけないものを拾ったりします。

リリーさんの本は、
微妙なバランスでなだれ込んできました。
読みながら、何度もパンチを喰らい、ノックアウト。
いいパンチは、後々まで効きます。
ぐったりしながら
本に思いめぐらす日常のはじまり、はじまり。

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アリからみると [book]

アリからみると 

 

 

 

アリ目線で見た世界の絵本です。ほんの少しの言葉と、迫力満点の昆虫の写真。
昆虫が別の生き物に思えてきます。

たまに、犬の目線でモノを見てみようと、寝転んで部屋を見上げたりしてみます。
見慣れた部屋が少し違って見えます。
テーブルは高く感じるし、窓から見える風景も角度が違うから遠くに感じたり。
でも、この絵本はアリ目線。
寝転んだくらいじゃわからない、マクロの世界が広がっています。
土くれが、石ころや岩のように迫り、雑草がジャングルに見えてきます。
昆虫は、さながら恐竜って感じかしらん(笑)
とにかく迫力満点!
私ホントは虫の名前もろくに知らないインドア派なんですけどね、
すっかり夢中になり、なんども読み返してしまいました。

本当は、5歳の甥のために買ったんですが、あげるのが惜しくなってきました。
ムシキングの本も買ってあるので、それで勘弁してもらおう。

かっこいい昆虫の写真を撮ったのは栗林慧さん。
独自の撮影方法を開発され、昆虫たちの目に近い形で写真を撮っていらっしゃるそうです。
以前、テレビで紹介されていて、ずーっと気になっていました。
今度は、もっと分厚い写真集が欲しい。

栗林慧さんのHP http://www5.ocn.ne.jp/~kuriken/


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Pooka 親愛なる犬と猫の絵本 [book]

Pooka Vol.2 (2003)―絵本工房 (2)

犬の本が気になる今日この頃。
犬猫絵本特集のPookaバックナンバーを発見。
友達に「買うまで3分」と訳のかわらないチャチャに従い
気付いたらレジでお家計を済ませておりました。

 

 

子犬の生活ダーシェニカワタクシ的犬絵本代表は「ダーシェニカ」
 猫絵本代表は「100万回生きた猫」かしらん。

 

100万回生きたねこ オトモダチのお話ですが、
結婚のお祝いに「100万回生きた猫」をプレゼントされたとか。
「この本で予習してね」というメッセージ付き。
       とっても粋なプレゼントだと思います。

Pookaにはダーシェニカの特集ページもあり満足。
すごい好きな本です。著者、チャペックの撮った写真がイイ!
当分、絵本コーナーで立読みの日々が続きそうです。   




ゆきち、ダーシェニカに負けないくらいやんちゃでした。
子犬はどの子もやんちゃだけど(笑)
成犬になって、少し落ち着いた気もするんだけどね。
子犬の時と変わらないのは眠くなるとぐずぐず言うところかしらん。


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Say Hello! あのこによろしく [book]

 Say Hello! あのこによろしく。

 

 

 

「うまれて、ありがとう。」
と、オビに書かれています。そんな言葉からこの写真集は始まります。
登場するのは、ジャックラッセルテリアのルーシーとその子犬たち。
大きなお腹を抱えたルーシーの写真から始まり、
おっぱいを吸い、眠ったり、あくびしたり、
じゃれあったり、しながら大きくなり、お別れするところでおしまい。

かみしばいみたいに、写真に短い言葉が添えられていて、
それが延々と続きます。
子犬だった頃のゆきち(我家の犬:♀)とゆきち兄のこと、
気が小さくて、甘えたなももちゃん(我家の犬:♀)が立派なお母さんになった瞬間と驚き、
ゆきち兄を新しい家族の元へ送り出した日のこと。
そんなことを思い出しながらページを繰りました。
おしまいになっても、また、本を開かずにはいられない。
しあわせな日常が詰まっています。

私は、無垢なものに、あまり興味がありません。
きっと、子供を産んだことがないからだと思っています。
それでも私が無垢だった頃はあったはずで、
ページを繰りながら、記憶に残っていないはずの、
無垢なころのことを思い出していたのかもしれないな、と思ったり。
どっちにしても、私にとっては精神安定剤みたいな本となりました。

只今、ゆきちは風邪引き。食欲もなく、元気もない。
今日、お医者さんに診ていただいて注射してもらったからね。もう安心。
「今度の日曜には、プールで遊んでもいいですよ」と言っていただけたし。
それでも、元気のないゆきちを見守るのは、少しツライ。
私は、ももちゃんみたいにキモの座ったお母さんにはなれそうにありません。
風邪引きくらいで、おたおたしています。
でも、「うまれて、ありがとう。」と
呪文みたいに唱えると、チョットだけおたおたが静まりました。


写真はゆきち子犬時代。たぶん目が開いたばかりの頃。


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